急性の腰痛と慢性の腰痛

急性の腰痛と慢性の腰痛のポイント

急性腰痛の場合

ギックリ腰のような突然の腰痛は急性の腰痛です。
ぎっくり腰は、「魔女の一蹴り」ともヨーロッパでは呼ばれます。

 

くしゃみでもこの急性の腰痛になります。
急に振り向いて体の筋がついていかない時や
滑りそうなのを踏ん張った時などちょっとした日常の動作で起きます。

 

ほとんどの場合は、重症ではないので氷で冷やして安静にします。
ほとんどの場合数日から1週間程度安静にすると改善します。

 

ちょっと重い場合でも2週間で治るのがほとんどです。

 

寝るときの注意

仰向けに寝るのは、腰に緊張が起きますので横向きに寝ましょう。
抱き枕を使うと腰が楽です。
抱き枕がない場合は、布団をくるめて代用してみましょう。

 

楽に寝られる方向を探して負担のない寝方をしましょう。

 

慢性腰痛のポイント

いつ始まったか忘れてしまう毎日の重苦しい腰痛
じわじわと重だるい痛みが続く

 

中腰姿勢を続けていると腰が痛くなります。
一部の筋肉に持続的な負担がかかると疲労で腰の筋肉が痛み出します。
前屈みでの仕事(台所での仕事・・・例えばコックさん)や
ずっと座っているような事務の仕事も腰痛が出ます。

 

タクシーの運転手さんも腰痛が多いです。
運動不足による腹筋の低下と同じ姿勢による疲労です。
筋肉が衰えても痛くなりやすいので要注意です。

 

 

運動不足による筋力の衰えによる腰の負担
腰椎の加齢的変化
長時間の同一姿勢の疲労
不良姿勢での疲労

 

 

症状

 

  • レントゲンなどで異常がない
  • 同じ姿勢がつらい
  • 曲げると痛みが出る
  • 腰を伸ばすと痛いなど
  • 動くとだるい・痛い
  • 腰に硬結がある(コリがある)
  • たまに皮膚の感覚異常がある
  • 腰が冷える(ひどいときはいつまでも冷たい感じがする)

 

このタイプの腰痛には 深部にある姿勢保持筋群を少し運動で鍛えると改善します。
などがおすすめです。
もちろんマッサージ・指圧・あん摩・鍼灸の適応です。

 

 

慢性腰痛解消のポイント

負担のある姿勢を道具や動きで改善する
ウォーキング水泳、ヨガや太極拳で筋力をつける

 

椅子は、お尻にクッションなどを敷いて、腰を立てるようにする
整体指圧、マッサージ、鍼灸などの代替療法の活用

 

腰痛予防のポイント

 

腹筋や背筋を鍛えてしなやかに弾力の筋肉にします。
そうすることで、おなか周りに「筋肉の予防ベルト」をつける形になります。
腰痛の予防は、毎日の積み重ねです。
 その1.「すぎ」ない! 
 その2.腰に悪い動作を排除する
 その3.腰痛をくり返す人は運動を取り入れましょう
 その4.腰が重く感じたら、ストレッチなどをする

 

 

その1.「すぎ」ない! 

台所で「立ちっぱなし」、パソコンに向かって「座りっぱなし」、同じ動作での作業・・・
思い当たる方いませんか?

 

同じ動作が多い場合は、一時間に一回1〜3分程度の体操を取り入れましょう。 

 

長い時間同じ姿勢でいると・・・
腰に負担がかかり筋肉の筋肉が緊張して血行が悪くなりやすくなり痛みを誘発します。
ささ動作を見直してみましょう!

 

その2.腰に悪い動作を排除する

朝の洗顔、歯磨き、台所の作業やお掃除など。
腰を曲げる姿勢って日常生活 では多いんです。

 

 

そのとき注意しないといけないのです。
直立の姿勢と比較すると、お辞儀した姿勢では
腰に2倍近くの負担がかかるといわれています。
台所や洗面所には台を置きましょう。
そしてどちらの足でもいいので片足をのせて歯を磨いたり料理をしたりしましょう。

 

 

ひどい腰痛になる前に毎日少しの時間で構いませんので、試してみてください。

 


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