腰痛の3つの大きな原因
腰痛で来院患者さんを分けてみると大きく分けると3つの原因に
分けられます。
脊椎そのものの異常
来院者の多くがこのタイプです。
筋肉や脊椎、骨盤のトラブル
多くの場合は、背筋に痛みを感じこわばりますます。
そこに至る原因は
- 腰に負担のある姿勢
- 運動不足による腰の負担
- 長時間による仕事や動作の筋肉の疲労
- 過度な運動
私たちが得意とする腰痛のタイプです。
医療機関の相談は、主に整形外科です。
腰痛の原因が内臓疾患
腰椎や脊椎の問題ではなく内臓が腰痛を引き起こすこともたまに経験します。
腰痛を起こす主な内臓疾患は
- 腎臓の結石 胆石
- 尿路結石
- 胃、腎臓、脾臓の炎症性疾患
(胃潰瘍でギックリ腰のような腰痛を起こす方もいます)
- 子宮内膜症
- 腹部大動脈瘤
- 腹部腰部の腫瘍
内臓性の腰痛は、腹部にも痛みがあり
血尿なども出る場合もあります。
なんといっても安静にしていても持続的な腰痛です。
この場合は、内科、泌尿器科、婦人科などの適切な医療機関の受診が必要です。
精神的な問題が腰痛の原因の場合
心身症やストレス、うつ症状でも腰痛が起きます。
- 痛みの場所がよく移動する
- 検査自体は、問題がない
- 痛むが検査で動かすことができる
医療機関をやたらハシゴする方にもこの傾向があります。
本人に自覚がない場合もあり、説明がムズカシイときがあります。
この場合の腰痛は、心療内科か精神科の受診となります。
精神的な腰痛では、夏樹静子さんの「椅子がこわい」という
自伝に詳しいです。